偏差値って何だ?
少し前の話題になります。芸能活動もしているお医者さんと元女子レスラーのご夫婦がいらっしゃいますね。彼らの息子さんが高校受験するということでだいぶ話題になっていました。結果は大苦戦で何校も不合格になったとか。幸い7校目で合格を拾い、まずは一息😓そのころ、よく見かけたyahooの記事が「息子くんは内申点が悪い」「でも偏差値は結構いいらしい」というような内容です。
果たして内申点が悪くても、高校受験って大丈夫なのか?──私の答えは「受験する高校と受験方法による。大丈夫な場合もあるし😊大ジョバない場合もある😭」当たり前と言えば当たり前の話。内申点をどのくらいの割合で合否基準に採用するのか。それは公立なら自治体・私立なら高校ごとに違います。
わが千葉県でいえば、公立で多いパターンが入試500+内申点135=635点(+面接・特記事項等)。入試が強い子がかなり有利ともいえるし、内申点も少なからず入るともいえる。入試で点数とって逆転するケースが多い、というのが現状か。
一方で公立受験者は、併願の私立を成績基準が足りるところを選んで受験する。言い換えれば、このような私立は内申だけでほぼ100%合格が決まる。
ところで気付きましたね。ここまで「偏差値」って言葉が出てこないでしょう?
偏差値とは何か?平たく言うとある学力テスト(だいたい大手の模擬試験)において、※特別な計算で出されたその子の「レベル」のことです。ちなみに楽ゼミは“Vもぎ”を受けるよう指導しています😊
※100点満点のテストの偏差値=(得点-平均点)+標準偏差×10+50
そして公立はもちろん、私立でも公式に偏差値を合格基準に組み込んでいる学校はめったにないです。偏差値は「入試本番のための練習試合の結果」、内申点は「入試という公式試合の結果の一部」と言えるのです。1月模試の偏差値65っていったら結構すごいレベル。でも「練習試合の結果」に試験官が目を通してくれることはないのです。
私も学生時代、模試の偏差値が良かった時は嬉しくてつい周りに自慢していました…😓が!実は何も手に入れてなかったわけですorz 偏差値が良かった時は、以下の例のように正しく喜びましょう!
「ついに目標の○○高校といい勝負ができるレベルになったぞ、この後もずっとこのレベルでいるために勉強つづけなきゃ!」